おそばのはなし 弥生

桜月(さくらづき)、花見月(はなみづき)とも呼ばれる三月。
まだまだ寒い日もありますが、桜の花は、今年もまもなく満開の季節を迎えます。
そこで、今月は桜とおそばのお話を少々。

塩漬けの桜の葉を、塩抜きして刻んだものを棟りこんだおそばに「桜切(さくらぎ)り」があります。
まっ白な更科(さらしな)粉(こな)に練り込みますので色もほんのりと桜色に染まります。
桃の節句にも食されますが、花を愛(め)でながら食すというのも風流なのでは?

もう一品、おすすめなのが桜エビを使った「かき揚げ天そば」。
駿河湾などで獲れる桜エビは桜の花が満開になるこれからが旬となります。       
釜揚げの桜エビをミツバやネギとあわせて、さっくりとかき掲げに。
できれば吟醸酒で、大人の花見といきたいものです。

「しげの」の麺は、ご家庭で手軽に美味しくご賞味いただけるよう熟成乾燥させた乾麺です。
昔ながらの職人技を活かした深い味わいやコシの強さ、シコシコとした歯応え喉越しのよさ、保存しやすさなどが高く評価され心のこもった贈り物として世代を超えた多くのお客さまから大変喜ばれております。

茂野製麺㈱広告 朝日新聞千葉版 2005年3月 掲載