桜月(さくらづき)、花見月(はなみづき)とも呼ばれる三月。
まだまだ寒い日もありますが、桜の花は、今年もまもなく満開の季節を迎えます。
そこで、今月は桜とおそばのお話を少々。
塩漬けの桜の葉を、塩抜きして刻んだものを棟りこんだおそばに「桜切(さくらぎ)り」があります。
まっ白な更科(さらしな)粉(こな)に練り込みますので色もほんのりと桜色に染まります。
桃の節句にも食されますが、花を愛(め)でながら食すというのも風流なのでは?
もう一品、おすすめなのが桜エビを使った「かき揚げ天そば」。
駿河湾などで獲れる桜エビは桜の花が満開になるこれからが旬となります。
釜揚げの桜エビをミツバやネギとあわせて、さっくりとかき掲げに。
できれば吟醸酒で、大人の花見といきたいものです。