茂野麺紀行 第105回 ラーメンチキュウ(RAMEN CiQUE) 茂野麺紀行 第105回 ラーメンチキュウ(RAMEN CiQUE) 阿佐ヶ谷ジャズストリートに知り合いのミュージシャンが出演するので、ついでに昼食を近辺で食べようということにしました。それならばと、阿佐ヶ谷の旨いラーメン屋をネットで色々と探したらこのチキュウさんが評判良いので行くことにしました。 場所は青梅街道沿いなのですこぶるわかりやすいですね。 ただ、外観はラーメン屋のイメージじゃなくて、正直なんなのかわからなくて、普通だったらスルーしますね。ネーミングも変わっていますし。(笑) 先客はおひとりだけ。人気店ということで、絶対に混んでいて、場合によっては並ぶ覚悟もしていたのに拍子抜け。まあ、嬉しいことではありますが・・・。 店内は思ったよりは広いのですが、その大半は待合室風の椅子が置いてあり、実際に食べるところはカウンタの6席だけです。おそらく一人でも切り盛りしやすいようにしてあるのだと思います。 注文は、予備知識通り塩ラーメン(730円)に焼きトマト(150円)のトッピング。私がラーメンに880円という金額を支払うのは年に数回だけ。勝負の時でもあります。 注文してから5、6分で仕上がりです。早速頂きます。勝負の甲斐あって美味しいです。ビジュアルもとてもいいですね。澄んだスープがとてもきれいです。 とても個性的な手作り感でいっぱいの外観。ぱっと見、ラーメン店とはとても思えない。 カウンタ6席だけの贅沢な仕様。厨房は割合広めになっています。 最近食べたラーメンの中では一番細い麺。あっさりした塩のスープにマッチしています。 スープの塩分濃度とかコクとかが私の好みです。あっさりしているのに、なんというか、いい感じの味付けです。月並みの表現で申し訳ない、上品な味ですね。鶏がらがメインでしょうか。軽い酸味の焼きトマトとの相性もとてもいいですね。気に入りました。麺は細いです。このラーメンには適してますね。それと、外観からも想像できるように、お店のスタッフさん(おひとりでした。)、あるいは店主さんかな、が、ナチュラルな感じで良かったです。ナチュラルというのは、物凄くハキハキとしている根性系のラーメン屋さんとは対極の雰囲気だということです。(笑)この雰囲気の店で、「へーい!お待ちっ!!」とか言われたらびっくりしちゃいますね。(笑)元気の良くない店、もっと言えば愛想が良く無くっても、客を適当に放っておいてくれるような店が最近の私の好みです。食後は前述の通り、阿佐ヶ谷ジャズストリートを楽しませていただきます。中杉通りに並行して南北に延びるパールセンターを北上します。とても賑やかな商店街です。夏の七夕まつりのときのように街全体が盛り上がっています。 取材日:2014.10.24(※)メニューや価格等は取材当時のものです 中杉通り。地下鉄南阿佐ヶ谷駅を地上に出たところからの風景。正面奥がJRの阿佐ヶ谷駅である。 よく原宿の表参道に例えられるが、しかしあそこまで華やかではない。 阿佐ヶ谷ジャズストリートの様子。JR阿佐ヶ谷駅の南口噴水広場の会場。 この写真は、サックスの後藤輝夫さんなどのベテランがメンバーの「ごめんね!」というバンドの演奏。 ステージ前には300人ほどのオーディエンスで熱気を帯びていた。 ラーメン チキュウ東京都杉並区 阿佐谷南3-10-8電話番号は非公開です。