茂野麺紀行 第108回 江戸前煮干中華そば きみはん 五反田店

茂野麺紀行 第108回 江戸前煮干中華そば きみはん 五反田店

あけましておめでとうございます。2015年、今年も茂野・麺紀行をよろしくご愛顧願いますよう、よろしくお願い申し上げます。

今回で茂野・麺紀行は108回目です。2006年に開始してから約8年、今年で9年目になります。あまり役に立たない情報ですが、これから先ものんびりと麺を食べ歩く所存です。目標としては、ぶらぶら歩いていたらたまたま出会った名店。そんな偶然の出会いを求めています。あくまでも目標です。どうぞ、末永くお付き合いください。

さて、今回の偶然は、五反田のガード下の「きみはん」という煮干味の中華そばの店です。実は以前から目をつけておりまして、この並びの「おにやんま」という有名なうどん専門店に来たときからすぐに行きたいと思っていました。「おにやんま」のリポートは茂野麺紀行に掲載させて頂きました。

結局あれから2年以上経ってしまいました。五反田は比較的通るのですが、タイミングというものでしょうか、なかなか昼食や夜食の時間帯にぶつからないないのです。

ぷるぷる、もちもちの食感の麺。

店の前は、1月2日の夕刻とあって人通りは少ない。いつもの十分の一くらいだと思う。

今日は1月2日。「おにやんま」はお休みです。しかし、「きみはん」は元気に営業しています。食べログで情報を見ると、年中無休です。JRのガード下です。いつもならたくさんの人が歩いていますが、いつもの10分の1くらいの人通りでしょうか、少し寂しささえ感じます。

店内はカウンタだけでそれほどは広くありません。食べログ情報では11席となっています。だいたい一人おきに座ってました。つまり7人くらいです。1月2日で、人通りの少なさからすれば、入っているほうだと思います。

中華そばを注文いたしました。店内には煮干しと謳っているだけに、煮干のいい香りがします。決して魚臭いというところまでは行ってません。約10分ほど待って目の前に置かれました。私が想像していた透明度のある昔ながらの中華そばというのではなく、イマ風の魚粉たっぷりの、どちらかと言えば、粘度の高いスープです。

ひと口すすると、やや甘味のある濃厚な味です。煮干しというよりも、大勝軒などのWスープというタイプなのでしょうか。美味しいです。このような傾向にあるスープが現代におけるラーメンの主流になっているようですが、私にとっては久々の味です。

麺は中太の縮れです。ぷるんぷるんとしていて食感は極めていいですね。チャーシューもしっかりしていて美味しかったです。年中無休だし、夜も遅くまでやっているので、また利用することもあるかと思います。ご馳走様でした。

取材日:2015/1/2

(※)メニューや価格等は取材当時のものです

ラーメン・つけめん
「きみはん 五反田店」
東京都品川区東五反田2-1-1
JR五反田駅高架下
03-3491-2005

上部へスクロール